プロのための著作権研究所について


プロのための著作権研究所について著作権侵害の解決・契約・活用を研究する弁護士ブログ
「プロのための著作権研究所」所長(所員なし,募集中)
の弁護士・診断士の柿沼太一です。

今日の記事は,そもそも,この「プロのための著作権研究所」
って何?という点についてのものです。

1 「プロのための著作権研究所」について

私の専門分野の1つとして著作権分野があります。

東京時代にご一緒させていただいたパートナー弁護士から,
弁護士になりたての頃に誘っていただいて以来,一貫して
取り組んできた分野です。

著作権についてはそれまで全く興味も関心も無かったのですが,
東京時代には,そのパートナー弁護士と組んで,非常に著名な
訴訟事件を一緒に担当させて頂きました。

その際に,知財事件ならではの理屈勝負であることや,
著作権が世の中に非常に大きな影響を与えていることを知ったこと
から,「著作権」というものに俄然興味がわき始めました。

そして,神戸に移籍してきてからも,偶然ではありますが,
ある映像制作会社と一緒にお仕事をさせて頂くことが増えました。

その制作会社は,それほど大規模ではありませんが,高品質な
映像が業界内で非常に高く評価されている会社で,それだけに
作品の無断利用などの問題が発生していました。

その会社から依頼を頂き,著作権がらみの契約書の作成や,
作品の無断使用に対する交渉,訴訟等著作権関係の予防法務や
紛争処理を経験してきました。

さらにその映像制作会社から紹介を受け,著名なアーティスト
からも仕事の依頼を受けるようになりました。

制作している作品の規模や金額がかなり大きいアーティストです
ので,すべての案件について契約書を作成しています。作品制作
に関する契約書なので,当然のことながら,契約書には著作権が
絡んできますし,アーティストが新しい試みを行うことも多い
ことから,契約書の内容のバリエーションも極めて豊富です。

このように著作権関係の予防法務や紛争処理については,
ある程度の経験を積んできたのではないかと自負しています。

さて,この「プロのための著作権研究所」を開設しようと
思ったきっかけは,ある1つの著作権関係事件でした。

事件の詳細は割愛しますが,その依頼者の方は,「著作権を
使って仕事をしているプロ」でした。

その仕事の過程で著作権がらみのトラブルが発生し,私の所に来る
まで,大阪や神戸の弁護士さんに色々法律相談をしたそうです。

しかし,著作権が関連する事件だというだけで,それらの弁護士
さんからはいずれも「自分は著作権はわからないから」と言われて
満足な回答を得られなかった,ということで,私の事務所のホーム
ページを見られて,相談にいらっしゃいました。

相談内容を詳しくお聞きしたところ,著作権問題といっても
典型的なパターンの紛争でした。

著作権法の内容や,本件の問題点,その見通しなどについて
説明をした結果,幸いなことに「本当によくわかりました,
ありがとうございます。」とおっしゃって非常に満足して帰って
頂きました。

その依頼者から,「著作権はわからない」という理由で複数の
弁護士をたらい回しにされたということを聞き(それはそれで
弁護士としては誠実な態度なのですが),実は,著作権に関する
相談,特に「著作権を使って仕事をしているプロ」からの,
著作権関係の相談に積極的に応じている弁護士はかなり少ない
のではないか,ということに気づいたのです。

自分としては,これまで当たり前のようにやってきたことが,
実は世の中で必要とされていることに気づいた,と言ってもいい
かもしれません。

相談が終わった後,ネットで「著作権 相談」というキーワード
で検索してみました。

すると,一般の方向けの著作権解説サイトは数多くあれど,
「著作権を使って仕事をしているプロ」向けのサイトは,まだ無い
ことがわかりました(私が見つけ切れていないだけかもしれませんが)。

著作権を使って仕事をしている人こそ,そのようなサイトを
欲しているはずなのに,それが無いのはおかしい,自分のこれまでの
経験や著作権に関する専門知識を生かし,「著作権を使って仕事を
しているプロ」の役に立ちたい,という思いで,この「プロのための
著作権研究所」を開設しました。

2 「プロのための著作権研究所」の想定している読者層と,
今後の記事内容について
このブログが想定している読者層は,「著作権を使って
仕事をしているプロ」です。

具体的には,

  • コンテンツ制作会社(TV番組制作,WEBコンテンツ制作,映像制作、音楽制作,広告制作など)
  • コンテンツ流通・配信会社
  • 個人のクリエイター(デザイナー,WEBデザイナー,ゲームクリエイター),
  • アーティスト

です。

また,今後の記事内容については,

  • プロが実際に著作権を使って仕事をしていくにあたって悩むだろう問題点
  • 私が実際の案件において相談を受けた内容
  • 著作権に関する時事ネタ
  • 著作権法改正

などを中心にします。

したがって,著作権の初歩的な分野は解説を省略することも
ありますが,ご容赦ください。

それでは,よろしくお願いします!

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